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相手の機嫌を
とろうとしない。 うかがわない。 つまり、お客様の機嫌に同調しない。 共感はよくても、同調はタブーです。 着付け師の基本です。 たとえば、お客様が不機嫌そうな時。 体調が悪いのか機嫌が悪いのか、虫の居所が悪いとして、それが何に因ることなのか分かりもしないのに(私が何かしただろうか?)と不安に駆られ、機嫌をとろうと試みる。これが同調です。 たとえば、お客様のテンションが高く饒舌な時。 着付け師も一緒になっておしゃべりに夢中になる。心浮かれていく。はしゃぐ。これも同調です。 パーソナルスペースを侵して着付けという技術を提供する人は、お客様の機嫌の良し悪しに自分の心身を左右されてはいけません。お客様がどんな精神状態にあろうと、テンションが高かろうが低かろうが、自分への侵食を許さない。お客様の発する空気感に同調した瞬間から、技術提供は必ず不安定になります。練習ではしなかった不要なことを無意識にしたり、練習でできていたことをしなかったりして、本来発揮すべきパフォーマンスを欠いていく原因となります。 では、着付け師はどうあればいいのか。 みずからは常に中庸で

まつださえこ
1月16日読了時間: 3分
心穏やかでない時に
着物にさわるなら、着るなら、着せるなら、やることは一つです。 腰紐を締めるその瞬間、以下のことを確認して「内観」してください。 右手と左手にそれぞれ握った腰紐を締める瞬間。 両足の裏全体が床を捉えているか。 どちらか一方の脚だけに重心が傾いていないか。両の足に同じだけの体重を乗せているか。 膝の裏が伸び切っていないか。 膝は抜き、少し遠くを臨むような姿勢で立って。 4本指と親指に包み込むようにして握った両手が同じだけの力配分になっているのか。 両手の高さは床に対して同じ高さになっているのか。 肩は片方だけ上がっていないか。 下から下からひとつずつ積むようにして自分の姿勢を最も呼吸のしやすい、空気の通りやすい姿勢にしていく。(この姿勢を私はゼロポジションと命名しています) そして最後に目を閉じて。ゆっくりと引き締めるとき、ゼロに戻した自分の芯を確認します。 「内観」です。 〜〜〜〜〜〜 大小さまざまなイレギュラーに対応しながら生きている私たちは、心身をバランスよく生きるのが難しいものです。バランスを崩していることにさえ気づかずに生活していることがほ

まつださえこ
2025年12月10日読了時間: 2分
在り方
何がしかの問題が起きた時、明らかな落ち度についてはきちんと頭を下げる。謝罪をする。失敗の原因を述べたとしても、言い訳は絶対にしない。 たとえ自分にはどうしようもなかったであろうことも、関わっている限りの最大値において対応していたかどうかを突き詰めて考える。 本当に自分に落ち度がなかったのかをよく吟味し、自分が今後できるであろう対策を客観的に思考する。 反省と展望が両天秤でバランスを保っている。 そういう人と一緒に仕事がしたいと思っています。 つまり、しなかった言い訳やできなかったことに対する他責発言が出る人とは仕事ができません。 そういった人とは建設的な切磋琢磨ができないからです。 わたしは個人で仕事を請け負っているので、その見極めは会社組織より数倍早いです。 さて。 この先、私は偉そうで尊大と取られることもたくさんここへ書くんだろうなと思います。 そして当然、書くほどに言うほどに、私に対する皆さんのジャッジは厳しくなる。 そうしておいて自分に強烈な責務を課しつつ、私は人としてこうなりたい、こう在りたいを自分に叶えていきます。...

まつださえこ
2025年11月25日読了時間: 1分


2023年 丸みの卯心
明けましておめでとうございます㊗️ 本年もまつださえこ着物着付け教室をどうぞよろしくお願いいたします🎍 そして、成人の日をお迎えになった皆様も、おめでとうございます。 着付けを通して、お嬢様方の可愛い笑顔を拝見できたこと、心より嬉しく思っております。...

まつださえこ
2023年1月9日読了時間: 2分


誰のために整えるのか。
他装レッスンが盛んな季節に入ってきました。 他装は、お客様からお代をいただいて技術を提供する仕事につながっているので、何度も何度も繰り返しお伝えします。 「絶対にお客様の衣装を雑に扱わないこと。」 「どんなに焦る時も、衣装を跨いだり、腰紐を放り投げたりは論外。」...

まつださえこ
2022年10月7日読了時間: 3分


浴衣会という非日常
私が、というより私の娘がお世話になっている藤蔭流日本舞踊、藤蔭静紀先生の元で行われた夏のおさらい会。 『浴衣会』 昨年秋から静紀先生のアシスタントを仰せつかっている私と、教室の生徒さんとで会場準備やお着付けに入らせていただきました。...

まつださえこ
2022年7月21日読了時間: 1分


男性着物のレッスン
男性着物は、特に身幅のサイズ感が女性よりグッとシビアになる衣装と思ってます。 ジャストサイズか、全体的に少し小さめ。 着流しスタイルならなおさら、それくらいが見た目としてハマってかっこいいのですが、男着物=ほぼレンタル衣装の昨今。お着付けさせていただく側としても、ジャストサ...

まつださえこ
2022年7月20日読了時間: 1分


教室から夏便りです。
ボロボロの玄関、ボロボロの郵便受け、もうすぐ咲きそな朝顔。 鈴なりのトマト。 まぁまぁ荒れた裏山、鳥と蝉の合唱。遠くの山、道、車。 教室の看板。散らかった下駄。 花火。 あとは、恵みの雨を待ちます。 夏の教室は、浴衣や夏着物でお越しください♪

まつださえこ
2022年7月1日読了時間: 1分


女袴のたたみ方と紐の解き方
時期外れですが、他装レッスンで学生袴が只中なため、動画を残しました。 「女袴のたたみ方・紐の解き方」 https://youtu.be/l4sUS4hPsxM ※そのまま見るとテロップが消えてしまうので、全画面表示でお願いします笑...

まつださえこ
2022年6月27日読了時間: 1分


清方と市井の情景
鏑木清方展 京都国立近代美術館。7/10まで。 https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2022/448.html 鏑木清方のデフォルトについては、私が説明するのもおこがましいと思うので、のっけから感想のみで^^...

まつださえこ
2022年6月24日読了時間: 2分


たまには、こういうのも。
5年前。 インドネシアからお母さんの故郷である日本へ遊びにきた女の子に、ボランティアで着付けを請け負いました。 小麦色の肌に、長く柔らかな髪。 異国の香りを漂わせた少女は、着物に興味ありなご様子。 彼女が遊びに寄った親戚の家にあるものをかき集めて着付けたので、それなりに誤魔...

まつださえこ
2022年6月18日読了時間: 2分


塩瀬の名古屋帯、その後ろ姿
「塩瀬の帯は、どう転んでも、やんわりと品のある顔つきをやめない。」 長らく感じてはいたけれど、腑に落ちて底にスコンと留まる思いで眺めていた塩瀬の帯姿。 上級コースも修了なさって、単発レッスンに通っていただいている生徒さんです。...

まつださえこ
2022年6月17日読了時間: 2分


着物は、習うより。も。習いつつ。も。
タイトルの後に連想する言葉は、お決まりの「慣れろ」ですが、この【より】派⇄【つつ】派。 この2つの間は、グラデーションの道のようにつながっていて、皆が全員違うポジションに立ちつつ、「慣れた♪」に向かって歩いていらっしゃいます。...

まつださえこ
2022年6月3日読了時間: 2分


其々を楽しむ。
ここのところ、人生の大先輩にあたる方々との出会いに恵まれています。 生徒さまからすれば若輩の私ですが、信頼を置いて教室へお越しくださることに、いつも心の隅で(畏れ多いわ)と驚いていて。と、同時に、着物に関する技術的なお悩みには、私らしく明快な回答でお応えしたいという意欲に掻...

まつださえこ
2022年5月16日読了時間: 2分


そこは、パーソナルスペースだったんですね。
初めて、トルソーじゃない、人に着付けを施した回の生徒さんの感想。 「緊張で震えるし、息止めちゃうし、変な汗かきました。」 そうそう、それそれ。思い出した。それは、だいぶ忘れていた感覚。 私も初めての現場では、心臓がドキドキして、冷や汗かくほどに緊張したものです。...

まつださえこ
2022年5月10日読了時間: 2分


ひと休みひと休み、慌てる慌てる
GWで主人が休みの日は、親子3人。 1年のうち滅多にないことです。 朝から晩まで、娘が愛してやまないアスレチックと山ん中で過ごしてます。 アスレチックを1周して2周目に入る時、自分の左脚に自分の身体を引き上げる力がほとんどないことに気がつく、、、。踏ん張っても、身体が上へ伸...

まつださえこ
2022年5月5日読了時間: 1分


着付師養成コース
当教室の着付師養成のための他装カリキュラムは、全24回です。 その全カリキュラムの半分くらい経過したところで、トルソーではなく、人間さまに実際にお着付けしていただく回を設けています。 個人差はありつつも、だいたい10回すれば身体が着付けの流れを覚えるので、その手が慣れた頃合...

まつださえこ
2022年4月25日読了時間: 1分


アナクロでナンセンス
ここ何年か耳にしていなかった、 「着付けに何分かかりますか?」 という質問。 着物を着る時間に、どれくらいかかるか。 この問いは、もうずいぶん昔から着物の素人玄人を判断する材料のようになっています。 質問の意図は、察するところです。...

まつださえこ
2022年4月20日読了時間: 3分


袂があるといい理由って、
動きにつられ揺れる、その流線と陰影に気分が上がるから。 くらいしか思いつかないですが、それでもおおよそ1尺3寸の袖は、無いなら無いで、どうも素っ気なく侘しい着物姿になるだろうなという気はします。 とはいえ、着物を着ないまま帯の練習をする時って、いつも以上にすんなりといくもの...

まつださえこ
2022年4月17日読了時間: 1分


野外の撮影は久々でした。
仕事としては、しばらくご無沙汰していたロケ撮影ですが、今年度から再開の兆しです。 お嬢様に日傘を差しつつ歩きながら作り上げていく撮影現場は、実はとても好きな現場です。 ロケ撮は、お客様も同行する技術者もかなりの体力勝負。...

まつださえこ
2022年4月9日読了時間: 1分
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