まつださえこ2022年6月17日2 分塩瀬の名古屋帯、その後ろ姿「塩瀬の帯は、どう転んでも、やんわりと品のある顔つきをやめない。」 長らく感じてはいたけれど、腑に落ちて底にスコンと留まる思いで眺めていた塩瀬の帯姿。 上級コースも修了なさって、単発レッスンに通っていただいている生徒さんです。...
まつださえこ2022年6月3日2 分着物は、習うより。も。習いつつ。も。タイトルの後に連想する言葉は、お決まりの「慣れろ」ですが、この【より】派⇄【つつ】派。 この2つの間は、グラデーションの道のようにつながっていて、皆が全員違うポジションに立ちつつ、「慣れた♪」に向かって歩いていらっしゃいます。...
まつださえこ2022年5月16日2 分其々を楽しむ。ここのところ、人生の大先輩にあたる方々との出会いに恵まれています。 生徒さまからすれば若輩の私ですが、信頼を置いて教室へお越しくださることに、いつも心の隅で(畏れ多いわ)と驚いていて。と、同時に、着物に関する技術的なお悩みには、私らしく明快な回答でお応えしたいという意欲に掻...
まつださえこ2022年4月17日1 分袂があるといい理由って、動きにつられ揺れる、その流線と陰影に気分が上がるから。 くらいしか思いつかないですが、それでもおおよそ1尺3寸の袖は、無いなら無いで、どうも素っ気なく侘しい着物姿になるだろうなという気はします。 とはいえ、着物を着ないまま帯の練習をする時って、いつも以上にすんなりといくもの...