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手順が違えば、衿元の表情も驚くほど違う

  • 執筆者の写真: まつださえこ
    まつださえこ
  • 2021年10月6日
  • 読了時間: 2分

9月から年末にかけて手帳に文字の重量が増すのは嬉しいのですが、思考回路がショート寸前。否、ショートして白目剥いてからの再起動を繰り返しています。とはいえ、日々の整理の為にも投稿を再開。繁忙期が来る度、主婦業という労働は心理的に報われない側面が多いにあるなとジワる。笑


さて、秋はやっぱり着物のオンシーズンです。皆さんやる気元気。



ここ最近、『長襦袢の衿周りの表情作り』に焦点を当てて、2パターンの異なった手順で長襦袢を着て、そのメリットデメリットを検証してました。総括したところ、今まで生徒さんにお伝えしてきた手順を今後も採用して、ナビゲーションをブラッシュアップすることにしました。


世の中には数多の着付け手順がありますが、なぜその手順を教室として採用したのか、それを講師がロジカルに説明できるかどうかは講師の責任と認識しています。そして、採用しなかった手順にどういった良し悪しがあって、なぜ採用しなかったかをもきちんと講師自身で理解しておく必要があると思います。有名で人気のある先生の手順だから間違いない、初めて教わった手順だからそういうものだと思っていた、というバイアスや思考停止は捨てています。


襦袢姿拝借してます。左側、初めてさん。右側、だいぶん慣れたさん。



うちの教室の場合、長襦袢は、衿を首の後ろにピッタリと沿わせて留め置くところから手順をスタートします。そのスタートが後々衿元にもたらす表情を、私は潔く美しいと感じているからです。今のところは、ですね。

そして、ナビゲーションは簡潔に、繰り返し同じ言葉で。抑揚はつけて、記憶に留めやすいように。

経糸と緯糸で組まれた生地を尊重して、負担をかけないよう動いていただくことも大事です。着物は長く着られるものなので、より長生きしてもらうための手順と指導を組み立てることが、今こそ必要と感じています。


それにしても、衣紋抜き。

地衿の下に縫い込まれているので、スマートに外すのは難しい。機能性云々はさておき、柔らか物や薄物を着る時はその形が透けてしまうので、新たに長襦袢を仕立てる時は不要ですよとお伝えしております。



畳むってまどろっこしい行為。でも善い行い。



 
 
 

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