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  • 執筆者の写真まつださえこ

なぜか、どうして。黄色。

昨年夏前から、着物スタイリストの森由香利先生のオンライン講座を受講しています。


ゲストの方との対談も多く、この1月は、LUNAWORKS主宰の高月美樹先生がゲストでいらっしゃいました。



高月先生は、和暦日々是好日という旧暦手帳をお作りになって、通信販売もなさっていらっしゃいます。


この度も和暦についてお話でしたので、私も事前に購入していた手帳と照らし合わせながら、拝聴いたしました。




今回のお話、私には隅々まで興味深い内容でして、妙に腑に落ちたのは、3.11の大災害の際によく売れていった、7色ある手帳カバーの小話です。


高月先生の旧暦手帳は、有事の時にあってこそ、不思議と多く購入されていったそうです。

その際、飛び抜けて人気だった手帳のカバー色が、黄色。


「無意識に光や希望を求めているのでは。」ということでしたが、私にもその現象には心当たりがありました。


実は、私の着付け教室の御月謝袋も4色用意していて、ここ数ヶ月で新しく月謝袋を新調なさった方も多かったのですが、そこで1番人気だったお色が黄色、でした。



四色とも綺麗な色です。

グリーンはきっとよく出ると踏んでいたものの、

「今回は元気な色にします。」

といって、幅広い年齢層にチョイスされたのが、黄色。

ちょっと拍子抜けでしたけど、そういうものかと小さく納得していました。

そして、高月先生のお話にシンクロします。

「なるほどなぁ」と腑に落ちて、飽きずに2度3度アーカイブを見直しているところです。

コロナ時代といわれる今にあって、希望をイメージする色を求めるのは、人としてごく自然なのでしょうね。


人は直線で生きるとひたすら息苦しく、月の満ち欠けと共に円環を歩むように生きることを理解すると、自然な呼吸に戻る。先生のお話のアウトラインは、そんな所感です。

(玄関の一円相。円環というと、これを一番に思い出しました。)


奥深いインテリジェンスに裏付けられた専門家のお話は、澄んだ水のように身体を流れます。



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