3月5日は大阪へ。
一級染色補正技能士の小林菜々子さんに学ぶ、「着物のしみ抜き・お手入れ講座」へ参加してきました。
シミをつけた時の、的確な応急処置の方法。
シミの成分が、何で構成されているのかを見定めること。
汚れの主な成分が油分なら、ベンジンが効果的であること。油分といえば、皮脂・ファンデ・チョコなどなど。
着物のシミはプロにお任せする方が良い理由も教わりつつ、ベンジンを使った正しい汚れの落とし方を、体験を通して学びました。
ベンジンといえど、見た目は水みたいなものです。
なので、着物をこんなに濡らしちゃって大丈夫なのか!?と始めは半信半疑でしたね。でも、先生の手順通り行うと、ちゃんと衿汚れのファンデが落ちる。袖口の皮脂汚れも落ちる。
頂き物の大島紬で挑戦です。
時間の経っている汚れでしたし、落ちるかどうか怪しかったんですが、ちゃんと落ちましたよ。じわるというのか、エモいというのか。必死のパッチで取り組んで、結果が出たので素直に嬉しい。
着物の生地目を見定め、道具を正しく扱い、先生のように身体を動かす真似をする。
それをプロの目の前で練習させていただけるのは、安心感と自信につながりますね。
集中が過ぎて、一瞬の4時間でした。
小林先生、ありがとうございました。
練習します。
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